シュタインズゲート(アニメ)

 作者

5pb. Nitroplus

STEINS;GATE
 製作会社

WHITE FOX

 あらすじ

偶然にもタイムマシンの原型を作った主人公は、実験を繰り返し遂に過去に戻る手段を得る。それと同時に同じくタイムマシンを研究する組織から狙われ、過去に戻り別の選択を模索する。


何もかもが素晴らしかった。全て見終えた時、そう言わざるを得ない理由がいくつもある。

序盤はコメディー主体に話は進み、内容的には一部の人のみが分かる部分も多いが、 そういったノリやセリフを知らなくても十分に楽しめるようになっている。 中盤以降は物語は急展開し、突如としてシリアスなものになり目が離せなくなる。 そしてひとつひとつ問題をクリアしていく主人公は最後の難問にあたる。 恐らく多くの人は「主人公と助手ならきっとなんとかしてくれるだろう」と期待したのではないだろうか。 しかしどう考えてもそれを無事解決する手段が見つからない。 終盤のそれらのシーンはとても切なく描かれ、感極まった人も多いと思う。 諦めムードとなるなか、主人公の下にヒントが届く。 「いける!」 主人公と視聴者がそう思いながら物語は最終話を向かえる。 ここにきてようやく第一話のタイトルの意味を知る事となる。 そしてオープニングも物語そのものだと分かる。

元々の原作がゲームである事も関係するのだろうが、 ストーリーが緻密に考えられていて、単にその一点だけとっても評価は高い。 シナリオを書いた人などは相当練りに練った事がうかがえ、その努力がこのような秀逸な作品を生み出したのだろう。 キャラクター設定も分かりやすい上個性的で魅力も高い。 しかもキャスティングが抜群に良く、全てのキャラクターの魅力が存分に引き出せている。 主人公ともう一人の男性はとても色濃く、毛嫌いする人もいるかも知れないが、 一般的な人からしてみると、「それとは別に話はとてもおもしろい」との事である。 最終前話、最終話を向かえると、歌詞中の「ループ」していく本当の意味が分かる事もあり、 多くの人はまた第一話を見たいと思ったのではないだろうか。 そしてそれは永久にループする事になる。 もしそこまで考えていたとしたら想像を絶する才能だと言わざるを得ない。

この作品は大ヒットした作品と比べれば知名度が低い。 もちろん多くのアニメファン・ゲームファンは知っていて当たり前なほどに有名で人気もあるが、 そうではないごく一般的な人に聞いてみると知らない人が多いように感じる。 何故だ!? と声を大にして言いたい。 これほどまでの作品だからこそ、当サイトで紹介しているわけでもあるし、 多くの人に「心に残る作品」だと語られている。 中盤以降、物語がシリアスになる中でもコメディー要素が盛り込まれているところなどは多くの人が楽しめる作品だと言っても間違い無いはずだ。 もし同作品が実写ドラマなどになったとしたら、それこそ社会現象とも言えるヒットとなるのではないだろうか。 とは言え、アニメの完成度が高いためドラマ化などして欲しくないのが本音でもある。