美味しんぼ 第一巻

 作者

作 雁屋哲、画 花咲アキラ

美味しんぼ (1) (ビッグコミックス)
 出版社

小学館

 あらすじ

新聞社に勤める主人公は、料理の企画に抜擢される。会社一のダメ社員と思われていたが、料理における才能を発揮し周りを驚かせる事となる。


この作品はアニメ化・ドラマ化されるなど、当時を知る人にとっては誰もが知っている作品だ。 ここでノミネートとしているのはあくまで第一巻のみとしている。

主人公は仕事もろくにしないグータラ社員で、第一巻では見た目もむさ苦しく描かれている。 それが、こと料理においてはその才能を発揮し、周りを驚かせる事になる。 連載が進むにつれ、主人公は何故か(良くあることだが)かっこ良くなっていく。 しかし第一巻では無精ひげを生やし、ダメ社員として描かれているが、 類稀なる料理の知識や包丁さばきとのギャップから爽快感さえ感じることができる。 「まさかあのグータラ社員が」というような具合だ。 「遠山の金さん」や「水戸黄門」などのような逆転劇が、分かりきってはいるものの爽快であるのと同じように、 この作品も第一巻ではそれを味わう事ができる。もちろんそれは他の作品のように明確な物ではないが、 そのような要素があるため、繰り返し読んでも飽きないのだ。

巻が進むと、主に「対決」に焦点が移っていく。 もちろんそれはそれでおもしろいのだが、 ここではやはり第一巻のみを押したい。