けいおん! (アニメ)

 作者

かきふらい

けいおん! 1 (初回限定生産) [Blu-ray]
 製作会社

京都アニメーション

 あらすじ

何となく流れで軽音楽部に入ってしまった主人公は、実は全く楽器ができない。ギターを買うところから始まり、仲間達と音楽のある生活を送るようになり、「音楽をやって良かった」「軽音楽部に入って良かった」と思うようになっていく。


この作品はアニメファンを中心に、「セーラームーン」や「エヴァンゲリオン」以降久しぶりの大ヒットとなったアニメ。 登場人物の多くは女子高生であるため、偏見で見られることもあり、 広く多くの人達に見られるまでにはなっていないのがとても残念で、実は多くの人が楽しめる作品となっている。

同作品は軽音楽部に入部した主人公を含める、いわゆる女子バンドの日常を描いた物語。 音楽部分の要素よりも、「女子高生による女子バンドの風景」がコメディータッチで描かれている。

20代前後を中心に大ヒットしたのは、多くの部分で共感できる要素があるからなのだと思う。 それは音楽であったり、楽器であったり、バンドであったりで、 その年代の頃誰もがやってみたいと思っていたことだからだ。 それにより、登場人物達が持つ物と同タイプの楽器が全国的に売上を伸ばし、 多くの店で品切れとなるほどだった。

そのようなこともあって、特にこの作品をおすすめしたいのは、 学生時代にバンド、特に女子バンドに関わった事のある人達だ。 女子バンドの風景をまさにそのまま再現しているようなストーリーに、 「そうそう、こんな感じ!」などと共感できる部分が多く、懐かしく感じるはずだ。 練習と言う名のお茶会などはまさに女子バンドそのものだ。

もちろんそれ以外の人にもおすすめしたい。 先にも述べたように、多くの人は何かしらの楽器や音楽をやってみたいと思ったことがあるだろう。 ストーリー中にマニアックな話はほとんどなく、 色濃く評価の分かれる作品と違い、誰が見ても楽しめるものとなっているので、肩の力を抜いて気楽に見て欲しい。