ちはやふる (アニメ)

 作者

末次 由紀

ちはやふる Vol.1 [DVD]
 製作会社

マッドハウス

 あらすじ

転校生との出会いから競技かるたを知った主人公は、高校に入学するとかるた部を設立し全国制覇と共に頂点であるクィーンを目指す。


「自分もやってみたい」と思わせる作品であるからこそ、 良作と呼ぶに相応しい

なんと言ってもこの作品の特徴は小倉百人一首を使った競技かるたを主題にしているところだ。 多くの人は学生時代などに競技かるたに触れた事があるだろうが、 この作品を観ることで本当の競技かるたを知る事ができる。

かるたと言えば幼い頃にやったことのある、漫画やアニメのキャラクターの描かれたかるたを想像してしまう。 同作品では競技かるたのルールややり方をストーリーに合わせて少しずつ教えてくれる。 それは解説というほどではなく、あくまでストーリー上必要な説明として語られるので、 見ている側はそれとなくルールを学びながら物語が進んでいく。 そして、知れば知るほど競技かるたをやりたくなってくる。

登場人物から語られる和服や百人一首の良さが、 よりちはやふるの世界観をイメージさせ、引きつけるものとなっている。 女性はもちろんだが男性でも着物や袴に興味を抱き、 百人一首にも興味が沸いてくる。 「着物を着たいけど機会が少ない」というのは実際にそのようなのだが、 より多くの人が着物を着るようになれば不自然ではないだろう。 また、学生時代に面倒ながらも覚えさせられた百人一首も、 自主的に覚えたくなってくるから不思議だ。

これらの事はその作品がおもしろいからで、 だからこそ着物や百人一首に興味が沸いてくるのだ。 そういった「何か」に興味を抱かせ、「自分もやってみたい」と思わせる作品であるからこそ、 良作と呼ぶに相応しいのではないだろうか。